2010/11/14

ReverseProxyでまじめにWEBサイト引越し(1)

WEBサイトを引越しする際、DNSのAレコード切り替え中に旧サイトを参照されると困る。
(MXとSPFは別の機会にする)
特に新旧サイトでCMSが違うとか根本的に変更されていて、指定時間に公開する予定の場合、
DNSに依存するとマズイ。
対応としては、

  1. 新サイトは、httpd.confでDirectoryディレクティブでギリギリまで旧サイトを運用する。
    定時になったら、httpd graceful で新サイトに切り替える。
  2. 新サイトは、ギリギリまでReverseProxyで旧サイトを引っ張ってくる。
    定時になったら、Proxy設定を外す。
案1は、新旧コンテンツが衝突するコンポーネントを持つ場合は無理がある。
DBとかインフラが問題になると面倒。
grep一発で切り替え可能であれば、まずまずな方法。
とはいえ、特殊な仕組みを追加する必要もなくてお手軽。
でも...旧サイトと各種OSコンポーネントのバージョンが同じでないと新サイトのインフラがカオス化する恐れ有り。
Java/PHP等でセッションに依存するロジックがあるとやれば出来るけど、色々と大変。

案2は、新サイトと旧サイトが物理的に分離されている為、コンポーネント衝突やインフラ差異による問題はほぼない。
でも...ReverseProxyの為に別途機能追加が必要、かつhttpd graceful的な切り替えが出来ない場合がある。

諸般の都合で案2を試す。
構成的には、

  • HTTP ->  varnish -> httpd
  • HTTPS -> Pound -> httpd
とする。
Poundはキャッシュが使えない、でもvarnishはSSLを扱えない。
Pound外してhttpdに直接送ってもいいけど、両Proxyを使ってディザスタリカバリーを見据え、
DNSRR(ラウンドロビン)でアクティブサーバーが生きている内にウォームスタンバイ用サーバーに来たら、アクティブサーバーを引っ張ってる構成の検証するために採用した。
DRBD的な構成が出来れば簡単だろうけど、VPSとかレンタルサーバーではまず出来ないので。
スプリット・ブレインはとりあえず無視しして、まずはPoC。

2010/11/06

10.10アップグレードでデグレード

今更ながら、10.10にアップグレードした。
X起動しないので、リカバリーモードで起動してみるとXorgログでエラー出力されていた。

毎度のことながら、fglrxで引っかかっていた。やっぱりRadeonは鬼門なのか?
しかも、今回はfglrxナイヨ!とか云われてた。
削除モジュールに入っていたのか?
しぶしぶ、

apt-get install fglrx

等と実行してインストールした後にResumeすると、ようやくX起動した。
しかしながら別記utouchインストール中に/usr/lib/dpkg/stateのvirtualbox3.1のリビジョン書式が異常だとか、
/usr/lib/dpkg/availableのvirtualbox3.1が腐ってるとか云われた。
今更3.1なんて使わないので、適宜削除と修正を実施して回避した。
いい加減、そろそろ一度クリーンインストールしたくなってきた。

※以下、追記

しばらく使ってみたが、やっぱりfglrxはダメだった。
ビデオメモリを一度に消費するtotemとかrdp系ツールを起動するとSegment Fault?で必ずXが死亡した。
ここに来て初めてググると、fglrx自体がUbuntuに追いついておらず、独自パッチがあるとかないとか...
AMD純正ドライバの最新版を取得して、

ati-driver-installer-10-4-x86.x86_64.run --listpkg

と実行すると...


Status: *UNVERIFIED*
Ubuntu Packages:
Ubuntu/gutsy
Ubuntu/hardy
Ubuntu/intrepid
Ubuntu/jaunty
Ubuntu/karmic
Ubuntu/lucid
Ubuntu/source
Ubuntu/maverick

などと出力される。

半ば諦めつつも、

ati-driver-installer-10-4-x86.x86_64.run --buildpkg Ubuntu/maverick

と実行して組み込んでみたが、症状は変化しなかった。

結局、諦めてGeforceを調達してきた。
差してすぐ使えるもんだと思っていたが、念のためにNvidiaから純正ドライバを取得しておいた。
やはり予想通りで、NouvauではUbuntu起動スプラッシュが崩れるの症状が発生した。
リカバリーモードで起動し、

NVIDIA-Linux-x86_64-260.19.12.run


と実行して純正ドライバをインストール開始したが、Nouvau (゚⊿゚)イラネとか云われた。
しぶしぶNouvau関連を削除して再起動すると、ようやくインストール出来た。
インストール終了後、再起動すると未だ慣れないGDM画面が無事表示された。
mplayerにndpau導入とか、いろいろイジりたいとこだけど時間の都合上、別の機会にした。
それにしても、
Radeon HD 2400 ProGeforce GT210
に切り替え、I/Fも
VGA → DVI-*
にようやく切り替えたが、モードラインの追記から解放されたことは一番の嬉しい誤算だった。

Smart Track + Majestouch で快適ホームポジション

ホームポジションを崩してマウス操作するのが嫌、でも某トラベルキーボード的なものは皆パンタグラフかメンブレンだから嫌。
そんなニッチな要望を満たしてくれたのが、Smart Track Neo FTP500UB だった。
各所レビューを参考にしつつ、人柱覚悟で買ってみた。

流行りのマルチタッチにwktkしてメインマシンのXUbuntuに差してみたが...撃沈したorz
utouch入れても、マルチタッチって何ですか?的な状態だった。
きっとサポートリストに入ってないとか、インストール設定の不備辺りが原因かな?
諦め切れず、どこまで使えるのか調べてみた。
調査手順は、入力系ハードウェアの認識手順と一緒。
スペシャルキー( Fnキー+* とか、ノートパソコン独自の変態ボタン )の設定

今回は、xevで片付いた。というか、それ以上はutouchが機能しないと無理そう。
[xevで調査した結果]

  • 2本指タップでbutton 2 ( ホイールボタンクリック )
  • 3本指タップでbutton 3(右クリック)
  • 2本指上スライドでbutton 4 (上スクロール)
  • 2本指下スライドでbutton 5 (下スクロール)

調査中に気がついたが、おおよそ説明書に記載されている通りの反応だった。
不満があるとすれば、

  • チルトホイールが使えん
  • マクロ系操作に何のボタン(キー)も生成されない

といったところか。
チルトホイールは、phpMyAdminのクエリ結果で大量に列出力してしまった時にあると便利なんだが、
残念。

とはいえ、正直な感想はレビューほどは酷くない。
まぁ、大多数のレビュアーはWindowsな方々で標準ドライバとか使っての評価だろうけど。
後は、ThumbSense的な設定をすれば極上の環境に仕上がりそう。
尚、Chrome & FireFoxはvimperator入れて十分すぎる快適性を実現出来ている。