2011/06/10

そろそろモダンな開発環境へシフトしよう(4)

前投稿から大分経ったため、対象環境のアプリ群もバージョンアップを重ねてしまった。
けれど、これが幸いして、DreamWeaver(以下、DW)がようやくSubversionに正式対応した。
そんな訳で、以下の構成でAdobe+αでBazaar+SVNを試す。

[バックエンドエンジニア]
1. Eclipse → bzr → bzr-svn → svn
2. bzr-explorer  → bzr → bzr-svn → svn

[フロントエンドエンジニア]
1. Eclipse → bzr → bzr-svn → svn          
2. bzr-explorer  → bzr → bzr-svn → svn
3. TortoiseSVN → svn 
4. DW → svn
※1~3は、作業レベルにより変動

[デザイナー]
1. DW → svn
2. TortoiseSVN → svn 
3. Photoshop / Illustrator → Timeline → svn
※1~2は、作業レベルにより変動

[その他]
1. TortoiseSVN → svn

長くなるので、とりあえずはDWとEclipse( QBzrEclipse on Xubuntu )との連携。
SVNリポジトリは、svnserve(*nix)とmod_dav_svn経由で利用する。
svnserveやmod_dav_svn自体の構築は、本筋から外れるので省略する。

まずは、Eclipse。
subversive的なポジションのらしいBzrEclipseを使いたかったけれど、
実行環境では必ずbzrがクラッシュしたのでQBzrEclipseを採用した。
状況を鑑みて、変更する予定ということで暫定採用。

EclipseへのQBzrEclipseインストール手順は、他のプラグイン導入と同じ。
本家サイトに記載されている

http://development.bitwig.com/qbzr-eclipse

をリポジトリに追加設定する。
リポジトリからQBzrEclipseを選択してインストールする
インストールが終わると、上部メニューやコンテキストメニューに
Bazaar関連メニューが追加される

空のSVNリポジトリをチェックアウトしてみる
テストファイルを追加する
新規追加の為、リポジトリへ追加処理を行う
準備が整ったので、コミットしてみる

DWでSVNリポジトリの利用設定をする。
今回は新規なので「新規サイト」。
既存サイトの場合は、「サイト管理」から行う
SVNリポジトリの利用設定情報を入力する。
小規模の場合は、プロトコルにsvnを選んでもいい。
SVNリポジトリの設定が終わると、
バージョンコントロール関連メニューが利用出来るようになる。
早速、Eclipseでコミットした内容を取得してみる

ローカルファイルを編集すると、リポジトリとの比較が行える。
今回は、WinMergeを利用した。
編集内容をコミットする
Eclipseに戻って、最新データを引っ張ってくる(Pull)
変更内容が取得できた!
今度は、コンフリクト(衝突)を発生させてみる。
まずは、Eclipseで編集してコミットする
次に、DWで編集してコミットすると...
コミット出来なかった。
リポジトリ内データよりローカルデータの方が古いとの警告。
コンフリクトとは分かりにくいメッセージだ...
最新バージョンを取得すると、リポジトリ最新、ローカル最新、
それぞれを結合したものが作成された。
手動マージをして、解決済みとしてマークする。
その後、コミットする。これで、コンフリクト解消

ざっとこんな流れかと。
DWに一切マージなどの基本機能がないのは痛いと感じた。
その辺は、WinMergeとか外部ツール任せということだろうか?
Eclipseは、GUI統合がされていないお陰で、Subversiveとかに比べると
使い勝手が悪いのは否めない。
正直、ここまで使い勝手が悪いとBazaarを捨てたくなる。

さて、次はPhotoshopでのSVN運用をまとめる。

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