2011/10/02

ispCP Omegaを試す

ispCP Omegaに挑戦してみた。
しばらく前から検証してみたかったけれど、OpenVZ上のCentOSにISPConfig3組み込もうとして、
proftpdの罠にハマって以来、この手は手控えていた。

早速、ispCP Omegaを構築してみる。
ベースOSイメージは、LEMP構築時のもの流用した。
ispCP Omegaは、ISPConfig3程ではないものの、しっかりとインストールマニュアルとインストールスクリプトが用意されている。

まずはインストールマニュアルに従って下準備。
apt-get update
次に、早速インストール作業。
hostname izumo.localdomain.jp
mkdir -p /usr/local/src/ispcp
cd /usr/local/src/ispcp
wget http://mirror.maximilian-jacobsen.com/isp-control.net/1.0.7/ispcp-omega-1.0.7.tar.bz2
tar -xvf ispcp-omega-1.0.7.tar.bz2
cd ispcp-omega-1.0.7
mv docs/Ubuntu/ubuntu-packages-lucid docs/Ubuntu/ubuntu-packages-natty
aptitude install $(cat ./docs/Ubuntu/ubuntu-packages-`lsb_release -cs`)
make -f Makefile.ubuntu install && cp -Rv /tmp/ispcp/* /
最後に、環境依存のセットアップ作業。
cd /var/www/ispcp/engine/setup && perl ./ispcp-setup && rm -fR /tmp/ispcp
※ここで設定した内容変更するのは、結構面倒。手順は、ホストIP変更ホスト名変更を参照。

これで簡単なWEBコンパネ付きLAMPが出来る。
ISPConfig3と比べたら、あまりに簡単すぎて驚いた。
機能的にも、プライベート利用でWEBコンパネ付きが欲しい時には、十分ではないだろうか?
サーバーを自前で用意せず、ホスティング利用のみのWEB制作会社で試験環境に使えそう。
DNSやVirtualHostの設定は、プログラマやコーダーには色々とシンドイだろうし。
ただ、公開サーバー設置する場合は十分な検証を...

...と大分前にまとめた記事だったけれど、どうやらispCP Omegaが実質死んでいる模様。
リリース停滞しているし、開発状況がTracは更新されていないようだし。
しばらくは、静観する。
むしろ、centmin(CentOS向けLENPスクリプトキット)や別のsysCP系列( i-MSCP , Froxlor )が気になる。
Kloxoもいいけど...歴史的経緯からセキュリティー的に不安。
何れにしても、Plesk/CPanelサポートレベルの代替OSSコンパネはないのが現状。

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