2011/10/02

VirtualBox <= VMWare Player ?

メイン機がWindowsだった時代から自由度とゲストOSの画面応答速度の実積からVirtualBoxを利用していたけれど、
ゲストOSがWinXP時にAutocadなどの一部のアプリが動作しない状況に遭遇した。
今回投入したハードのCPUは、Pentium MやCore 2 Duo E7300。
そう、古いんです。
ただし、メモリーは2GBに変更したから、Ubuntu動かすには程よい環境。


当初は、他環境のVirtualBox 4.1.2で使用してたゲストOSを移植するだけのつもりで、
OVFでエクスポートしても、全く動作しないアプリがあった。
仕方ないので、ゲストOS自体をベアメタルインストールして同等環境を構築したものの、変化無し。
同様の自体をググると、古い記事(ソース失念)を見つけた。

根本的に、モダンなPCに搭載されているCPUの仮想化対応(Intel-VTなど)がネックだった。

仮想化対応していない化石環境では、本来のゲストOSの動作に支障をきたすと判明した。


諦めて、VMWare Player 3.1.3に切り替えると...あっさり動いた。
しかも、以前に比べて画面応答速度が改善されていて実用の範囲。
ただ、物理LANへのブリッジ接続がどうやっても動作しなかった。
けれど、希望環境としては、ゲストOSはネット接続HostOnlyで、ホストゲスト間ファイル共有、ネットワークプリンタが希望だったので無問題。
VMWare Playerでは、プリンタ共有とホストゲスト間ファイル共有はネット接続に依存しない仕様の為、
ネット接続HostOnlyでも利用できる。
尚、この機能は、VirtualBox OSEには搭載されていない。
※但し、sshfsなどには対応していない。恐らく、実行プロセス空間が違うんだろうなぁ


それにしても、VMWare Playerに随所に見られる自動化・簡便化には驚いた。
ゲストOSインストール時に、WinXP インストールCD入れただけでOS判定したり、
インストール開始時にCDキーを事前入力したり。
VirtualBoxも見習って欲しいところ。


以上より、フル仮想化ソフトといっても得意フィールドの違いがあるので、
利用シーンに応じて切り替えが必要なのは今も昔も同じ...orz


追記:2011/10/18
Ubuntu 11.10にアップデートしたら、 VMWare Playerが毎回アップデート<=>起動せずスパイラルにハマった。
ググるとビルド時にカーネルバージョンの影響で失敗している事例が過去にあったようなので、
4.0にアップグレードしようと試したものの、何故か日本語サイトの64bit版ダウンロードリンクがVIX API用になっていた...
仕方ないので本家英語サイトからダウンロードして、
再インストールしてみたら復旧できた。

追記:2011/10/22
ゲストOSがWindowsの時に、プリンタ動作が安定しないことが判明。
どうやらゲストOS内でプリンタドライバを個別に指定しても、定期的にTP PS Driverに変更されてしまうらしい。
[回避手順]
  1. 利用想定されるプリンタに個別ドライバ指定する
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print\Printers\%プリンタ名% をエクスポートする
  3. スタートアップに、
    reg import %エクスポートしたレジストファイル%
    net stop spooler
    net start spooler
    
    を実行するバッチファイルを登録する

面倒だけど、とりえずこれで回避出来た。
但し、この手法で印刷すると出力の遅さが問題となる。
4.0にアップグレードしたらブリッジ接続が機能するようになったので、
要件が許すのならネットワークプリンタを直接叩いたほうがいい。
ブリッジ接続でネットワークプリンタのみ利用して、ホストゲスト間ファイル共有するのなら、
ルーター側でパケットフィルタ仕込むとナンチャッテHostOnlyが構成できる。

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